米系食品・飲料大手デルモンテ・パシフィックは17日、フィリピン子会社のデルモンテ・フィリピン(DMPI)がベトナムの乳業最大手ベトナム・デアリー・プロダクツ(ビナミルク)と提携することで合意したと発表しました。フィリピンで折半出資の合弁会社を設立します。
合弁会社はビナミルクの乳製品をフィリピンに輸入し、デルモンテの販売網を活用して国内の消費者に販売します。
フィリピンでは1人当たりの乳製品消費量が他の東南アジア諸国と比べて少ないです。ビナミルクは今後に需要が拡大すると見込み、乳製品事業への参入を計画していたデルモンテと組んで進出することを決めました。
ビナミルクは売上高ベースで世界36位の乳業メーカー。国内のほか米国、ニュージーランド、カンボジアに工場があり、世界56カ国に販路を持っています。