海外渡航に壁、統一の接種カードなく

フィリピンのロクシン外相は10日、各自治体が発行する新型コロナウイルスワクチンの接種証明カードが全国で一元化されておらず、国民の渡航に問題が生じているとの見方を示しました。香港当局からは有効と見なされていないと説明しました。
ロクシン氏によると、暫定的に検疫局が発行する接種証明カードを公的に認めるよう、香港当局と交渉する方針を示しています。香港には出稼ぎ労働者(OFW)が多く、渡航を円滑にしたい考えです。
保健省は11日、フィリピンから出国する場合、国際的なワクチン接種証明書を取得することで証明できると国民に周知しました。国内でワクチン接種を完了した人は、検疫局にオンラインでこの証明書の発行を申請できます。全国統一のワクチンデータベースができるまでの暫定的な対応となるでしょう。

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