フィリピン政府は4日、新型コロナウイルスのワクチン接種を国内で完了した人について、海外から入国した後の隔離期間を短縮すると発表した。到着後のホテルなどでの隔離期間を10日間から7日間に短縮し、PCR検査は入国者が症状を訴えた場合のみ実施する。渡航規制を段階的に緩和し、人の往来を円滑にする狙いがある。
2回の接種が必要なワクチンは2回、1回の場合は1回を打ち終えた人が対象となる。国外に渡航する際、当局から事前に認証されたワクチン接種証明カードを所持する必要があり、フィリピンに入国する際に隔離局の担当官から再び認証を得ることが求められる。